2010 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者・視覚障害者のための情報通信機器のアクセシビリティ向上に関する研究
Project/Area Number |
20500478
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大河内 直之 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (50447330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福島 智 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50285079)
伊福部 達 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任教授 (70002102)
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Keywords | バリアフリー / 情報アクセシビリティ / 情報通信機器 / 高齢者 / 視覚障害者 / インターフェース |
Research Abstract |
家庭用情報機器が高機能化するにつれ、高齢者・視覚障害者にとっては固定電話、ファクシミリ、携帯電話、PHS、テレビ、ラジオといった機器の使い勝手がむしろ悪化している。この研究は高齢者・視覚障害者がこれらの機器をより使いやすくするために、インターフェースの面で必要と思われる事柄の提案を目的としたものである。 本年度は平成20年度及び21年度に行った「高齢者・視覚障害者における、情報通信機器の利用実態調査」及び「高齢者・視覚障害者における使いやすい家庭情報機器のあり方に関する意見交換会」の結果を基に以下の作業を行った。 まず、「高齢者・視覚障害者における、情報通信機器の利用実態調査」の回答から、高齢者や視覚障害者が生活の中で経験している家庭情報通信機器におけるさまざまなバリアの事例をまとめた。 また、これまで行ってきた国内外の情報通信機器のインターフェースの調査や前年度に行った「高齢者・視覚障害者における使いやすい家庭情報機器のあり方に関する意見交換会」の結果から、家庭情報通信機器のインターフェースに関するデータをまとめた。これらの内容は成果報告書に総括して盛り込んでいる。
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