2009 Fiscal Year Annual Research Report
大学における民間を活用した地域貢献と野外教育指導者養成の連携モデルの創造
Project/Area Number |
20500511
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
岡村 泰斗 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (20335467)
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Keywords | 野外教育 / 教育効果 / 効果要因 / 指導者養成 / 地域貢献 / 民間団体 / 大学カリキュラム / 指導実践 |
Research Abstract |
本研究の目的は、大学における地域貢献を活用した野外教育指導者養成カリキュラムのモデルを作成することである。そのために、課題1として、大学において専門的に野外教育を学ぶ大学生、大学院生が、民間団体のプログラム開発、運営、指導、評価を行うことで、参加青少年に対する野外教育プログラムの教育効果を検証した。課題2として、指導に参加した大学生が、これらの指導実践と大学カリキュラムの関連性と効果を評価することであった。本年度は、計画通り、合計、6コース開催し、のべ128人のキャンパー、のべ47人の大学生スタッフが参加した。課題1に対しては、平成20年度にMeans-End Analysisを応用したキャンプ評価シートを用いて、キャンプ体験と教育の関連を明らかにした。その結果、キャンプ体験の中でも冒険体験が、自己成長、友人関係、自然認識の効果要因となっていることが明らかとなった。さらに、高学習群の方が、キャンプ体験を企画者の意図により近い内容で解釈していることが明らかとなった。一方、課題2について、2年間のプログラム開発により、のべ名の大学生・大学院生が参加し、そのうち、28名がキャンプカウンセラー、6名がプログラムディレクター、13名がマネージメントディレクターを経験した。今後、これらの大学生を対象に、全米の大学における野外教育指導者課程認定機関であるWildness Education Associationnoの示す18ポイントカリキュラムに基づき、大学カリキュラムと指導実践の関連性を検証する。
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Research Products
(8 results)