2008 Fiscal Year Annual Research Report
国際学術ジャーナルにみるスポーツ史研究の地平に関する研究-1990-2010-
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20500547
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
池田 恵子 Yamaguchi University, 教育学部, 准教授 (10273830)
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Keywords | スポーツ史 / 体育史 / 西洋史 |
Research Abstract |
国際学術誌に掲載のテーマ傾向の分析と特に重要な書評の整理、国内外への公表を研究計画に掲げていた。そこで平成20年度は、IJHS The International Journal of the History of Sport (Routledge, UK)及びSport in History (Routledge, UK)の国際的な学術雑誌に書評を掲載した(詳細は研究成果の通り)。学会における研究成果発表としては7月にThe9^<th>ISHPES Seminar, International Society for History of Physical Education and Sports (Tartu, Estonia)、12月にACESS Conference2008:Asian Council of Exercise and Sports Science (Taipei,台湾)にて発表を行った。年度の後半は研究課題であるこの20年の国際的なスポーツ史研究の研究動向の整理を試みるために、本年8月末開催予定の日本体育学会第60回大会(広島)における体育史専門分科会企画として国際シンポジウムを企画することを提案した。具体的には2名の英国人研究者を招聘し、「体育・スポーツ史研究の20年を振り返る-方法論と個別研究Since1989-」と題するシンポジウムのコーディネーターを務める。このための準備作業として、本研究における集約データを用い、リチャード・ホルト、ジェフリー・ヒルといった2名の英国人研究者の研究内容を2つの学会および研究会に報告した。最終的な総括は『体育史研究』の次号に掲載予定であるが、すでにこれまでに彼らの説を翻訳し、シンポジウム趣旨を添え、各々の事務局より国内の2組織の会報(日本体育学会体育史専門分科会及びスポーツ史学会の刊行物)同封物として学会員へ送付を依頼した(4月21日現在、このうち1組織からの配布は終えている。)
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Research Products
(7 results)