2009 Fiscal Year Annual Research Report
阿波踊りを活用した健康体操の開発とその機能・効用に関する研究
Project/Area Number |
20500597
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
田中 俊夫 The University of Tokushima, 大学開放実践センター, 教授 (00263872)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中屋 豊 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50136222)
中堀 豊 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10172389)
勢井 雅子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (00346595)
高田 信二郎 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 准教授 (20284292)
松浦 哲也 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (30359913)
|
Keywords | 阿波踊り / メタボリックシンドローム / 生活習慣病 / 健康体操 / トレーニング / 運動療法 / 郷土芸能 |
Research Abstract |
研究2年目である平成21年度は、前年度の研究データを論文としてまとめ、前年度に制作した目的別バージョンを活用した運動療法プログラムを作成して介入実験を行った。 まず、前年度のエネルギー代謝測定の結果を「阿波踊り体操と阿波踊りのエネルギー消費量に関する研究」として徳島大学大学開放実践センター紀要に投稿した。 分析の結果、3分半の阿波踊り体操のエネルギー消費量は平均で12.0kcal、運動強度は3.29メッツであった。普通歩行から速歩の範囲の運動強度であるといえる。一方、阿波踊りは、3分半で平均19.9kcal、運動強度は5.44メッツであり、速歩から軽いジョギングに相当する運動強度であった。阿波踊り体操はストレッチなどと阿波踊りの動きを組み合わせることにより無理のない適度な強さの運動プログラムになっているといえる。 運動療法の介入研究では、阿波踊り体操3種類と基本編とウォーキングを組み合わせた2種類の運動プログラムを作成し、62名を対象に3ヶ月の運動療法に取り組んだ。肥満者の割合は61%、高血圧者は65%(服薬者34%)、糖尿病55%(服薬者21%)であった。 事後のアンケートでは92%が「運動量が増えた」と回答しており、73%が「食生活が改善した」と回答していた。運動記録表については「ほぼ毎日つけた」が65%であった。 体重は64.5kgから62.4kgに有意に減少した。体重が減ったと回答した人は45%であり、血圧と血糖検査値は15%が改善したと回答していた。 また、成果発表用のWEBサイト「That's阿波踊り体操」も随時更新した。
|
Research Products
(3 results)