2008 Fiscal Year Annual Research Report
行動変容をふまえた減量プログラムの効果維持・運動継続を支援するプログラムの開発
Project/Area Number |
20500600
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
萩 裕美子 National Institute of Fitness and Sports in Kanoya, 体育学部, 教授 (20237902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川西 正志 鹿屋体育大学, 生涯スポーツ実践センター, 教授 (50177713)
齊藤 和人 鹿屋体育大学, 保健管理センター, 教授 (50170494)
和田 智仁 鹿屋体育大学, スポーツ情報センター, 准教授 (70325819)
長島 未央子 鹿屋体育大学, 体育学部, 助教 (20457667)
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Keywords | ヘルスプロモーション / 行動変容 |
Research Abstract |
本研究の目的は生活習慣病予防及び改善のための減量プログラムとして、行動変容に基づく学習型の教室プログラム(Maximize Your Body Potential ;Joyce D,Nash:1986をベースに本研究者が開発)3ヶ月間、一般市民(20歳〜)に実施し、その効果がどの程度継続するか(6ヶ月、1年、1年6ヶ月、2年)を各種健康指標と行動指標から検証すると共に、教室終了後の支援プログラムを開発してその効果を見るものであった。 今年度の発表では、プログラム作成にあたりこれまでの予備実験の結果を発表し、運動継続に向けたわかりやすい行動目標として、1日1万歩の妥当性につて検証した。厚生労働省から提案されている身体活動のガイドラインにおおむね準じた指標であることが検証できたので、プログラムの中で採用することにした。また、肥満者の特徴を生活パターンでとらえることを試みた。その結果、正常体重者に比べて運動量だけでなく運動強度も低いことが明らかとなった。したがってこの結果から、運動強度を高める介入が重要であることが示唆されたので、教室プログラムではその点を意識したプログラムを展開した。 またこれまでの予備調査で実施したデータを用いてプログラムの介入効果(直後)を学会で発表した。3か月の教室効果は効果があることは実証できたが、その後にこの効果が継続できるかどうかは本研究の課題でもある。今年度は計画初年度にあたり、計画通り5月からの3ヶ月間と10月からの3ヶ月間を実施したが、分析には両方のデータを使用するために、これらのデータを用いた研究成果の発表は,次年度に行うことになる。
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Research Products
(7 results)