2009 Fiscal Year Annual Research Report
行動変容をふまえた減量プログラムの効果維持・運動継続を支援するプログラムの開発
Project/Area Number |
20500600
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
萩 裕美子 Tokai University, 体育学部, 教授 (20237902)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川西 正志 鹿屋体育大学, 生涯スポーツ実践センター, 教授 (50177713)
和田 智仁 鹿屋体育大学, スポーツ情報センター, 准教授 (70325819)
長島 未央子 鹿屋体育大学, 体育学部, 助教 (20457667)
|
Keywords | ヘルスプロモーション / 行動変容 |
Research Abstract |
本研究の目的は、行動変容をふまえた学習型の減量プログラムの介入効果がどの程度まで継続するのかを明らかにすることであった。今年度はまず、行動変容を学習型の減量プログラムの教室終了直後の効果について、分析し発表した。効果は身体的効果だけでなく、行動変容を促すための演習やツールについて、参加者の評価を明らかにした。参加者の受け止め方が今後の継続に影響を及ぼすものと推察したからである。今後は昨年度末に収集した6ヶ月後データと今年度に収集した1年後データを合わせて分析し、その後の効果にどの様な影響を及ぼしているかを明らかにしていく予定である。また、3ヶ月間の介入の結果、体力的な向上が認められたので、総合的な体力因子と腹部肥満との関係も何らかの関連があるのではないかと予測し、これまでに集積したデータと合わせて解析した。その結果、総合的な体力が腹部肥満の発生を予測しうる因子である可能性が示唆されたのでこの結果についても発表を行った。 学習型の減量プログラムが身体的な介入効果だけでなく、行動変容を狙ったプログラムとして有効であったかどうかについて、さらに継続性を勘案して今後分析を続けていきたい。また参加者が効果的であったと実感するプログラムにはどのようなものがあったのか、質的な部分も合わせてプログラムの効果を評価していきたい。 もうひとつの目的であったICTの活用については、参加者の利用頻度が低く十分な支援体制を作ることができなかった状況があるが、これについても実際の結果についてその原因を詳細に分析し、解決策を提案できるように次年度にまとめて公表していく予定である。
|
Research Products
(2 results)