2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500603
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
柴田 真志 University of Hyogo, 看護学部, 教授 (00254467)
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Keywords | 起床時体温 / 身体活動量 / 児童 / Zスコア / 体温変動 |
Research Abstract |
本研究では、1) 個人の起床時体温が一週間の中でどのように変化するか、2) その変動に身体活動量は影響するのか、の2点について検討を行った。本研究への参加の同意が得られた小学5年生男子12名女子8名計20名(平均身長142.0±5.1cm、平均体重36.1±9.8kg)を対象者とし、土曜から1週間、対象者に生活時間記録とともに体温および身体活動量の測定を行わせた。起床時に口腔内舌下温を婦人用体温計で測定し、個人差を考慮して曜日別にZスコアに変換した。身体活動量はライフコーダPLUSを用いて計測し、一日の歩数(日歩数)を指標として採用した。その結果、Zスコア化された体温は、週全体では月曜(-0.73±0.74)は土曜(0.32±1.07)および日曜(0.36±0.98)に比べて、また平日では月曜(-0.61±0.76)は火曜(0.32±0.88)および木曜(0.20±1.22)に比べてそれぞれ有意に低値であった(p<0.05)。 また、日曜の身体活動量が翌日月曜の起床時体温に及ぼす影響を明らかにするために、日曜歩数と月曜体温との関連について検討した。その結果、週全体で標準化した月曜体温のZスコアと日曜歩数は有意な関連には至らなかった(R=0.422、p<0.1)が、平日のみで標準化した場合に有意な正の関連(R=0.569、p<0.01)が認められた。さらに、Zスコア化された日曜歩数と月曜体温の間にも有意な正の相関関係(R=0.544、p<0.02)が見られ、日曜にある程度活動することが月曜の起床時体温が高くなる可能性が示唆された。
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Research Products
(2 results)