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2011 Fiscal Year Annual Research Report

保健問題を抱える通信制高等学校生徒への保健支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 20500610
Research InstitutionUniversity of Shizuoka,Shizuoka College

Principal Investigator

増田 明美  静岡県立大学短期大学部, 准教授 (40390017)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 塚本 康子  新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60310554)
三田 英二  静岡県立大学短期大学部, 教授 (00320995)
Keywords通信制高等学校生徒 / 通信制保健室 / 通信制養護教諭 / 通信制フォーラム / 通信制保健室ネットワーク / 通信制高等学校 / 通信制保健室体制
Research Abstract

1.研究の目的:全国にある通信制高等学校の保健問題を抱える生徒への保健支援プログラムを開発することを目的とする。
2.平成23年度研究実施計画とその成果
1)ネットワークに向けた第3回通信制保健室フォーラムを開催
午前の部は通信制保健室の健康診断の工夫について情報交換した。午後は、京都府立朱雀高等学校の松村佳代子氏より「通信制生徒とかかわって気づいたこと」をテーマに現状と事例報告がなされた。それを受けて、静岡市立美和中学校校長(静岡大学教授)の石田純夫氏より「通信制生徒に対して人間関係スキルを向上させるには-通信制生徒とどう向き合ったらよいのだろうか-」をテーマに講演が行われた。通信制生徒の健康支援の基本姿勢を学びあった。
2)「全国の通信制高等学校養護教諭を対象にしたフォーラムの意義と今後のあり方」論文投稿
本フォーラムの情報交換が養護教諭として「取り組む課題の明確化」と「実践への意欲」につながるなどフォーラムの意義を確認した。今後はより多くの養護教諭が利用できるネットワークづくりの必要性が示唆された。
3)通信制保健室フォーラム第1回目から3回目を振り返り、4回目に向けての計画立案の検討
4)通信制保健室フォーラムでの質問紙調査や会議録、養護教諭の面接調査内容から通信制生徒への保健支援プログラムの内容を手引書にまとめた。
5)通信制生徒へのコラージュ療法として、はがきコラージュのやり取りが生徒とのつながり感を持たせ生徒の心の安定に効果がみられた。
3.意義と重要性:通信制高等学校の保健室に関する全国調査をしている研究は殆どなく、本研究は通信制高等学校生徒への健康支援についての貴重な資料となる。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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