2008 Fiscal Year Annual Research Report
メンタルヘルスとメタボリックシンドロームとの関連-血清BDNFと身体活動の役割
Project/Area Number |
20500638
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Research Institution | St.Mary's College |
Principal Investigator |
西地 令子 St.Mary's College, 看護学部, 助教 (30413636)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 秋三 九州大学, 健康科学センター, 教授 (80145193)
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Keywords | 精神的健康 / 脳由来神経栄養因子 / メタボリックシンドローム / 職業ストレス |
Research Abstract |
平成20年度においては、平成21年1月〜3月の期間20歳以上のC企業社員400人(非常勤を含)を対象として、研究1(横断研究)メンタルヘルスヘルスの低下とメタボリックシンドロームの関連性の検証を行った。(1)基礎プロフィール-年齢、性、身体計測(身長、体重、腹囲)、既往歴、現病歴、生活習慣調査、経済・職種等、(2)血液一般検査(CBC、血糖値、HbA1C、TC, HDL-C, TG、LDL-C等)(3)インスリン濃度HOMA-R(4)血清アディポネクチン、(5)血清BDNF検査、血中コルチゾール検査、(6)メンタル検査GHQ心理検査、職業性簡易ストレス尺度検査、CES-D、睡眠調査等の調査を実施し、約80%の応答を得た。倫理的配慮として、研究目的、研究内容、調査は強制でないこと、個人情報保護等について文書で説明し、個人の同意・署名を得たものを研究対象者とした。 検査結果については、対象人数の増加(企業の希望)により追加検査(BDNF、アディポネクチン等検査)を実施中であり、データ分析が終了していない。しかし、今回の研究成果において20代〜60代の労働者におけるメンタルヘルスとメタボリックシンドロームの関連性の検証において、精度・信頼性がより高くなると考える。さらに、これらの研究結果は今後の前向き研究及び介入研究においてベースラインとして活用でき、これらの関連性をより明確にするために役立つことが期待できる。
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