2010 Fiscal Year Annual Research Report
健康危険因子としてのライフスタイルの変容を評価するための指標の開発と分析
Project/Area Number |
20500651
|
Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
若林 チヒロ 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (40315718)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新村 洋未 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (70315703)
新保 真理 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (20300139)
|
Keywords | 生活 / ライフスタイル / 健康 / 保健医療政策 / 二次医療圏 / 地域格差 / 生活習慣病 / 平均余命 |
Research Abstract |
ライフスタイルは文化や人間関係,社会環境など地域独自の要因に影響を受けるため,地域性を考慮した分析や対応が必要である。全国の市区町村では客観的指標を用いて地域の健康水準やライフスタイルを評価しようとしているが,小地域単位で変化を検討しうる統計資料は少なく,評価は容易ではない。 本研究では,市区町村単位の統計資料を加工して二次医療圏別データを作成したり、小地域単位の質問紙調査を実施したりすることで、地域の健康水準とそれに関連するライフスタイル、社会経済的要因を評価することを試みた。二次医療圏単位のデータは時系列変化の評価に適しており人口構成の影響を受けにくく、地域の健康水準やライフスタイル、社会経済的要因を評価するのに有用な指標である。保健医療サービスの多くは二次医療圏単位で供給されており,健康やライフスタイルを評価するためには,このデータが有用である。 今年度は、市区町村単位の人口動態統計や国勢調査等を用いて、余命、出生、死亡に関するデータとそれに関連するライフスタイルや社会経済的指標に関するデータを二次医療圏単位に作成し、性別に分布を観察した。 また小地域のライフスタイルに関連する質問紙調査と合わせて結果を検討することで、健康水準にどのような社会経済的要因が関連するのかを検討した。
|