2009 Fiscal Year Annual Research Report
新技術に対応する「ものづくりと計測・制御」用学習カリキュラムと評価方法の開発
Project/Area Number |
20500773
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
針谷 安男 Utsunomiya University, 教育学部, 教授 (30008932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 富士夫 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (80334077)
鈴木 道義 宇都宮大学, 教育学部, 名誉教授 (60008000)
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Keywords | ものづくり / 計測と制御 / 自律型ロボット / 技術教育 / カリキュラム |
Research Abstract |
本研究は,中学校技術科教育の「技術とものづくり」と「情報とコンピュータ」の関連を図り,ものづくりに関する設計,製作,電気回路,エネルギー変換とコンピュータによる計測・制御などの学習ができ,かつインターネットを用いた情報収集による課題研究などの技術的課題解決力や共同的行動能力を育成できる教材と授業実践及び評価方法の開発を目標としている. 平成20年度は「ものづくりと計測・制御」を学習できる自律型ロボット教材の選定と指導計画の作成を行った.平成21年度は,自律型ロボット教材の指導計画を引き続き検討するとともに,カリキュラムの開発,試行として授業実践を行った. 1. 自律型ロボットの製作と計測・制御の学習内容,(1)身近な機器の中身を考えよう,(2)プログラム,計測・制御の基礎・基本事項,(3)自律型ロボットの製作とプログラミング,(4)身近な機器(模型)の製作とプログラミング,(5)発表会とまとめ,とした12単位時間のカリキュラムを作成した. 2. 作成したカリキュラムに沿って授業実践を行った.「プログラムによる計測・制御」に関する基礎・基本の知識・技能の習得に加え,学んだ技術を生活にいかす力,すなわち生活と技術の関連についての知識,技術に関する基礎的な知識・技能,生活にいかそうとする態度,課題を発見する力,生活を工夫し創造する力の育成に効果の育成に効果があることがわかった. 3. 自律型ロボットを用いた学習で習得される技術的な観点の評価方法を作成した.
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Research Products
(6 results)