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2008 Fiscal Year Annual Research Report

山羊を導入する雑草バイオマス有効利用プロジェクト

Research Project

Project/Area Number 20500794
Research InstitutionTokyo National College of Technology

Principal Investigator

三谷 知世  Tokyo National College of Technology, 物質工学科, 教授 (40157532)

Keywords雑草 / 羊 / コンポスト化 / C / N比
Research Abstract

本校キャンパスに繁茂する雑草の種類と量について調査を行った。その結果,主たる雑草はススキ,アゼガヤ,カワラスゲ,クズなどであり,最も繁茂する7,8月で総重量3トン(湿重量)程度であることがわかった。これらの雑草は,新芽の柔らかい状態であれば山羊あるいは羊が食用とするに適したもので,山羊を導入してキャンパスの除草が可能であることが明らかになった。
イネ科の植物は葉が硬く山羊や羊の食用には必ずしも適さない。従ってこれらは,人の手で刈った後,コンポスト化して堆肥として利用する。コンポスト化には材料の炭素と窒素の比(C/N比)が重要である。本校キャンパスに繁茂する雑草の平均C/N比は4.13であり一般的な基準である35以下を満たしているが,実際にコンポスト化を試みたところ,塚内の温度の上昇が不十分であり,裁断の必要性が示唆された。今後は,山羊あるいは羊の糞を混ぜてコンポスト化を促進させる。
除草には山羊と羊が適しているが,これまで家畜の飼育について経験の無い素人が行う場合の難しさなどを,磯沼ミルクファームの専門家及び山口県立田布施農業高校の教員に教授していただいた。その結果,始めは性格的に穏やかで飼いやすい羊で除草を行うことが好ましいとの結論になった。そこで,3月にサフォークという種類の羊2頭を磯沼ミルクファームから譲り受け,キャンパスの一角で除草をかねて飼育を始めた。10〜15cm程度の雑草が繁茂する土地の除草を1日当り15m^2の速度で行うことが分かった。糞(含水率50〜60%程度)は1頭1日当り2kg程度であった。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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