2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500805
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
北村 士朗 Kumamoto University, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (60419645)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 克明 熊本大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (90206467)
根本 淳子 熊本大学, 大学院・社会文化科学研究科, 助教 (80423656)
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Keywords | HRD / パフォーマンス・テクノロジー / eラーニング / 企業内人材育成 |
Research Abstract |
本研究は,教育に関する高い専門性を持ち組織・企業内の人材育成(Human Resources Deve1opment)に戦略レベルから携わる人材(本研究においてはこれを「HRD戦略人材」と呼ぶ)を育成する上で必要な,人材ニーズの把握と基礎理論としての教授システム論の内容整理と教材化を目的として実施しているものである. 研究期間の3年間で,企業において求められるHRD戦略人材のニーズや人材像(知識・スキル・コンピテンシー等)を調査し,大学院レベルの基礎講義2単位2科目に相当するシラバスを作成し,e-ラーニング教材を開発することを目指している. 本年度は、本研究に関連する学会・イベント等への参加、国内の企業・組織におけるHRD活動や成功事例の調査,それらに関わるHRD担当部署・担当者などへのヒアリング,熊本大学大学院教授システム学専攻修了者の追跡調査などを行ない,我が国におけるHRD戦略の現状を把握するとともに,実際に企業でHRD戦略に関わる人材ニーズを把握するため,インタビュー等を実施した. また、研究分担者1名(鈴木)が渡米し、パフォーマンス・テクノロジー、インストラクショナル・デザイン、eラーニング等の最新動向についての情報収集を行った。 さらに,次年度の海外調査に向けて,米国における本分野の専門性認定であるCertified Professional in Learning and Performance Certification (CPLP)に関し,ASTD(American Society for Training & Development)等のサイトを利用しオンライン調査を行った. 本年度の成果をもとに,次年度は国内外でのヒアリング調査、インタビュー調査を継続するとともに、HRD戦略の遂行上有益なパフォーマンス・テクノロジーを整理し,概説する科目の開発に着手する.
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