2008 Fiscal Year Annual Research Report
ケアマネジメント教育におけるノウハウ情報共有・活用効果の検証
Project/Area Number |
20500808
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Research Institution | Nippon Institute of Technology |
Principal Investigator |
椋田 實 Nippon Institute of Technology, 工学部, 教授 (30100374)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江藤 香 日本工業大学, 工学部, 助手 (70213551)
樺澤 康夫 日本工業大学, 工学部, 非常勤講師 (70091676)
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Keywords | ケアマネジメント教育 / ナレッジマネジメント / ノウハウ情報共有 / ノウハウ情報活 / 教育支援システム |
Research Abstract |
我々はケアマネジメントを担う人材育成のためのコンピュータを利用した教育支援システムの開発の一環として,ケアプラン策定過程におけるノウハウ情報共有システムを開発した.熟達者が策定したケアプランを様々な形態で視覚化して,初心者に見せることで,その違いを気づかせることを考えた.この気づきの中にノウハウ情報が含まれると考えている.具体的には,熟達者がアセスメントの結果を読取った文書間の類似度を2次元に配置して視覚化した.また,観点の変更を行うごとに,類似度を計算し,その結果を2次元に配置した.さらに,気づきを促進させるために,初心者の読取り文書や一人のケア対象者を複数の人がアセスメントし,読取った文書を手本事例と同じ2次元に配置して比較検討することを可能にした.これまでの経過から本システムはノウハウ情報の抽出・共有に有効であることがわかった.短期間では精度の高い評価は難しいため,さらに,ケアの現場で1年間の試用を行っている.今年度はノウハウ情報抽出の教育的な効果についてインタビュー調査した.結果を分析して,教育的な効果が得られたことを国際会議にて発表した.なお,本研究発表が認められ"Advanced Learning"(IN-TECH)という本の一つの章として,執筆することが決定した.この本は印刷される他,インターネットを介して読むことが可能なものとして発行される.また,ケアプランの事例データをクラスター分析し,パターンの抽出を行い,その結果を利用した支援機能を装備した.
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