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2009 Fiscal Year Annual Research Report

学生の動きと教示情報との相関から講義中の学生の集中度を評価するシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 20500814
Research InstitutionMeijo University

Principal Investigator

田中 敏光  Meijo University, 理工学部, 教授 (00262923)

Keywords教育改善 / 集中度評価 / 動画像処理 / 頭部追跡 / 授業評価 / 教育工学 / 相関判定 / 相関判定
Research Abstract

本研究では,プロジェクタを使用した講義において,画面が切り替わるタイミングで学生の書き写しや注視が発生することに着目して,画面の切り替わりと学生の動きの相関を調べることで,学生の講義に対する集中度を評価するシステムを開発している.21年度には,学生がスクリーンの方向を向いているか否かを判定するプログラムを作成し,システムに組み込んだ.また,頭部の動きを検出するプログラムについても,検出漏れや誤検出の影響を減らすために,検出された座標の時系列データから,頭部の位置を判定するように改良した.スライドの切り替えについても,大学ではPCを用いた講義が大半であることから,PCの画面をキャプチャする方式に変更した.正面顔と頭部の動きを統合し,スクリーンの切り替えから頭部が動き出すまでの時間遅れとスクリーン方向を見るまでの時間遅れから,集中度を判定するアルゴリズムを実装した.対象者1名でしか実験ができていないが,撮影条件が良ければ,人間の判断とおおむね一致する結果が得られている.
中学や高校では黒板を使った授業が一般的なので,教師の板書行動を検出して,教示情報として利用する研究も平行して進めた.時刻や天候による部屋の照度変化に対応するため,教師領域を照度変化に強い色エッジを使って検出した.また,文字領域は輝度エッジを領域分割することで検出した.これにより,照度が大きく変わっても安定して板書が検出できるようになった.実験では,人間の判定結果と比較して70%程度の再現率が達成できている.また,大学の講義室で使われている「スライド黒板」に対応できるように手法を拡張した.ただし,教師が速く移動する場合には,教師の輪郭がぶれるためエッジが正しく検出できない問題が残っている.今年度は,高感度のディジタルカメラを使う,暗い場合には赤外線で照明する,などの改良を行い,判定精度を高める.

  • Research Products

    (5 results)

All 2010 2009 Other

All Presentation (4 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 照度変化にロバストな板書の検出2010

    • Author(s)
      中島貴裕, 田中敏光
    • Organizer
      平成21年度電子情報通信学会卒業研究発表会
    • Place of Presentation
      名古屋工業大学
    • Year and Date
      2010-03-09
  • [Presentation] 照度の変化に強い板書の検出2010

    • Author(s)
      中島貴裕, 田中敏光, 佐川雄二
    • Organizer
      照明学会若手セミナー
    • Place of Presentation
      名城大学
    • Year and Date
      2010-03-06
  • [Presentation] 顔方向も考慮した講義受講者の中度評価2009

    • Author(s)
      澤田昌之, 田中敏光, 佐川雄二
    • Organizer
      平成21年度電気関係学会東海支部連合大会
    • Place of Presentation
      愛知工業大学
    • Year and Date
      2009-09-10
  • [Presentation] 照度の変化にロバストな板書の検出2009

    • Author(s)
      中島貴裕, 田中敏光, 佐川雄二
    • Organizer
      平成21年度電気関係学会東海支部連合大会
    • Place of Presentation
      愛知工業大学
    • Year and Date
      2009-09-10
  • [Remarks]

    • URL

      http://www-is.meijo-u.ac.jp/~tanaka/index.html

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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