• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

組み合わせ自由な音楽部品を用いた障害者のための持続力・集中力育成教材の開発

Research Project

Project/Area Number 20500817
Research InstitutionKushiro National College of Technology

Principal Investigator

野口 孝文  釧路工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (20141856)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 千田 和範  釧路工業高等專門学校, 電気工学科, 准教授 (30342562)
Keywords作業療法 / 障害者 / サウンドセル / 学習支援 / IntelligentPad
Research Abstract

本研究では,作業療法を目的とした障害者のための音楽教材の開発について提案する.
本システムでは,作曲をブロックの組み合わせで行うことができ,容易な操作でかつ達成感や満足感を得ることができる.作曲は,能動的活動であると同時に,作品を鑑賞するという受動的活動も併せ持っており,これまでにない作業療法のための教材を提供することができる.例えば,ブロックに,昔聞いたことのあるメロディを仕込んでおくことで,記憶をたどりながら曲を組み立てるといった教材も,容易に実現できる.
提案のシステムには,我々が開発してきた,基盤技術を用いる.また作曲システムには,佐野芳彦氏考案による「サウンドセル」を用いる.サウンドセルは,曲を構成する小節間にある規則を利用してグループ化した曲の部品(セル)の中から,自由にセルを選択できるようにし,それらを組み合わせ作曲するシステムである.グループごとに用意したセルの数の積だけ異なる曲を作ることができる.
本年度は,前年度システムを実際の作業療法に使用し,介護士からの意見を聴取し指摘された,ブロックの操作性やシステムの操作性,反応時間を早くする,ブロックのサイズを大きくする,ブロックごとの曲を簡単に聴けるようにする,音楽の分割数を少なくする,より容易な選曲にする等について検討し,新たなシステムを製作した.また,システムを作業療法で使用した.次年度は,さらなるシステムの改良と評価を行う予定である.

  • Research Products

    (2 results)

All 2011 2010

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 集団用反射神経訓練教材における訓練支援用操作モジュールの開発2011

    • Author(s)
      千田和範, 野口孝文, 稲守栄
    • Journal Title

      教育システム情報学会研究報告

      Volume: 25(5) Pages: 47-50

  • [Journal Article] 障害者の集団利用に対応した集中力訓練教材の開発2010

    • Author(s)
      千田和範,野口孝文,稲守栄
    • Journal Title

      教育システム情報学会研究報告

      Volume: Vol.24(6) Pages: 4-7

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi