2010 Fiscal Year Annual Research Report
挿図教材の実態調査に基づくTEXと数式処理を用いた教材作成支援ソフトの改良と開発
Project/Area Number |
20500818
|
Research Institution | Kisarazu National College of Technology |
Principal Investigator |
金子 真隆 木更津工業高等専門学校, 木更津工業高等専門学校, 准教授 (90311000)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高遠 節夫 東邦大学, 薬学部, 教授 (30163223)
北原 清志 工学院大学, 工学部, 准教授 (90133321)
深澤 謙次 呉工業高等専門学校, 准教授 (50238440)
山下 哲 木更津工業高等専門学校, 准教授 (40259825)
|
Keywords | 数式処理ソフト(CAS) / TeX / 挿図教材 |
Research Abstract |
(1)LaTeXの用途を広げるために、KETpicの機能を拡張した。 昨年度までの開発によって、ScilabをはじめとするCASを用いて、LaTeX文書中に高品質の図を挿入できるようになっていたが、LaTeXそのものの用途を広げるために、簡単な作表機能やレイアウト機能を付加できることが期待されていた。我々は、CASを用いてLaTeXの描画コマンドを生成できるようなコマンド(メタコマンド)をKETpicに装備することによって、これを可能にした。また、統計分野に強いフリーソフトRにもKETpicを移植し、より広い層の利用に供せるようになった。 (2)アンケート調査・教科書調査の結果を分析し公表した。 初年度から行ってきた標記調査の結果を分析し、英文論文や大学紀要等にまとめて公表した。 (3)KETpicの図が入った教材のもたらす教育効果について検証を行った。 前項の分析の結果、特にKETpicが高い教育効果を生むのではないかと考えられる、多変数解析や線形代数の分野で、KETpicによる図を利用した授業計画を立案して実施し、その結果を分析した。 (4)以上の結果について、国内外で発表した。 以上3つの項目について、国際会議や国内学会において発表すると同時に、英文の論文を作成し、海外の複数の査読つき雑誌に掲載が決定した。 (5)日本語版ユーザーマニュアルを出版した。 KETpicがより多くの人に利用されるために、手引きとなる日本語版ユーザーマニュアルの作成が待たれていた。今年度当該マニュアルが完成し、出版された。今後利用者のさらなる増加が期待されるところである。
|
Research Products
(30 results)