2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500820
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
仲林 清 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (20462765)
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Keywords | eラーニング / コンテンツ / 学習者適応 / 教材オブジェクト / 機能拡張 / 国際標準規格 / 教育工学 / 教育支援システムアーキテクチ |
Research Abstract |
本研究は,eラーニングにおいて重要な学習形態のひとつである自己学習型環境において,機能拡張やカスタマイズに柔軟に適応可能とするeラーニングシステム構成法を確立することを目的とする.この分野では,学習コンテンツの流通再利用を促進することが不可欠である.一方,学習者に提示するコンテンツを自動的に選択する学習者適応機能は,学習効果向上のために有効な仕組みである.しかし,学習者適応機能を有する学習コンテンツを流通再利用する枠組みは確立されていないのが実情である.このような問題点を解決するため,学習者適応機能の機能拡張性とコンテンツの流通再利用性が両立可能な学習支援システムの構成法を確立するものである.具体的には,様々な教育的機能を実現するプログラム部品である「教材オブジェクト」を構成要素とし,新たな要求仕様を実現する際には,新規の教材オブジェクトを追加して機能拡張が可能な学習支援システムの構成法を研究開発する. 今年度は昨年度に引き続き,最新の国際標準規格SCORM2004を対象に以下の研究開発を進めた. 1) 昨年までに開発した部分に加えて,SCORM2004のフル機能を実現するための追加部分を実装した. 2) 上記の追加実装部分について,国際標準化機関ADLが公開しているテストを実行し,SCORM2004のフル機能が動作することを確認した.これによって,提案した拡張可能な学習支援システム構成法で,実用的な学習者適応機能が実現可能であることを示した. 3) 上記システムについてWebで公開した.また学術雑誌に論文投稿した.
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