Research Abstract |
(1)作文支援システムの実現 前年度実現したシステムを拡張した。具体的には,(a)学習者同士の相互添削を支援する機能,(b)教師が作文結果,相互添削結果を分析するのを支援する機能,(c)教師用が作文課題用のWebサイトを作成するのを支援するための機能,(d)授業での運用を支援する機能などを追加した。 (2)モデル授業計画の作成 四つの作文課題を作成した。このうち,悪文添削課題・道案内作文課題は文章表現授業の最終課題を想定し,章立て課題・引用課題は,論文タイプの文章作成技術を習得する授業の課題を想定した。さらに,各課題ごとに作文規則を検討・実装し,システムに組み込んだ。 (3)授業での実践 作成したモデル授業を二つの大学で実際に実施し,システムの評価を行った。実施する際は,個々の課題ごとに,Webサイトを構築した。実施した内容,評価結果は,学会で口頭発表した。 名古屋学院大:悪文添削課題(4クラス[119人]・各3コマ),道案内課題(3クラス[90人]・各3コマ) 奈良教育大:章立て課題(1クラス[13人]・3コマ),引用課題(1クラス[13人]・3コマ) (4)成果発表,研究会などの開催 ・雑誌論文2本,国内口頭発表6回を行った。発表した論文は,Webサイトで公開した。また,口頭発表にあわせ,授業で実践した作文課題と学習者による作文結果をWebサイト上に公開した。 ・研究会を2回(名古屋学院大,奈良教育大)開催し,打ち合わせを4回実施した。
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