2010 Fiscal Year Annual Research Report
学習課題の構造化に基づくものづくり学習支援学習材の開発と検証
Project/Area Number |
20500826
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
竹野 英敏 茨城大学, 教育学部, 教授 (80344828)
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Keywords | 教育工学 / e-ラーニング / 学習支援 / ものづくり / 技能 / 金属加工 |
Research Abstract |
本研究の目的は,学校教育のものづくり学習における学習者(中学生)のニーズや学習速度など,多様性への配慮や,学習者のニーズが満たされることなどに焦点化したWebコンテンツを開発するとともに,ものづくり学習を支援する学習材を開発し,その効果を検証したものである。 1.Webコンテンツの開発 (1)技能の言語化・文字化を図るとともに,熟練者のパフォーマンスを未熟練者でも再現できるようにデジタル動画像・静止画像化したものの効果を検討した。 (2)工具の扱い,種類の基礎・基本的な知識についての調査を行い,未熟練者でも再現できるようにデジタル動画像・静止画像化,アニメーション化を図ったものの効果を検討した。 (3)工具の持ち方,動かし方,工具に加える力加減を再現し,信頼性・妥当性を得るとともに,未熟練者でも再現できるようにデジタル動画像・静止画像化したものの効果を検討した。 2.「製品の設計・製作における学習課題」の構造を明確にし,学習課題の分析・抽出を行った。 3.製品の設計・製作におけるものづくり学習支援学習材の有効性について実験室研究において実証した。 (1)学習成果を定量的に評価する試験の作成と検証を行った。 (2)知識・技能の評価基準を明らかにした。 (3)学校現場における授業において,諸課題の解決とものづくり学習支援学習材としての機能の有効性について検討した。
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