2008 Fiscal Year Annual Research Report
ポートフォリオ活用による反省的実践家としての小学校英語教員養成
Project/Area Number |
20500832
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
北條 礼子 Joetsu University of Education, 大学院・学校教育研究科, 教授 (50199460)
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Keywords | ポートフォリオ / 反省的実践家 / 小学校英語 / 教員養成 |
Research Abstract |
小学校外国語活動が平成23年度より高学年において必修化されることが決定したが、主に学級担任が担当することが求められている。教員研修はもちろんのこと、小学校英語を担当できる教員養成が急務となっている。 本研究の第一の目的は、小学校英語教育において教師の反省的実践家としての態度を養成することにポートフォリオ活用の効果があるかどうかを明らかにすることである。本研究の第二の目的は、反省的実践家としての教師の養成過程で作成される小学校英語活動の実践授業プログラムを構築することである。 今年度は、まず、小学校英語活動の実践授業プログラム構築の基礎資料となるデータを収集し,検討した。具体的には、初等科教員養成大学において、平成20年7月に初等科教員養成大学1年生152名を対象に、小学校英語教員養成を目指す出張授業に関する希望を調査した。x^2検定・分散分析の結果、小学校英語活動を参観・視聴したことはないが参観希望が強いこと、出張授業に行く前に大学で練習することやこれまでの出張授業を視聴すること、さらに出張授業はティーム・ティーチングの形態で行いたいとの希望が強いことなどが明らかになった。 12月には韓国の教員大学附属小学校において先進的な小学校英語授業を参観し、資料を収集した。以上の調査結果を踏まえ、ポートフォリオ関連書式を修正し、筆者が実施している出張授業においてポートフォリオ活用の効果に関する予備実験を行った。参加者は、筆者の所属している大学の学部生、大学院生である。参加者は英語を専門とし、将来小学校教員を目指している者がほとんどの20名であった。予備実験の結果、参加者からは出張授業におけるポートフォリオ活用の効果について肯定的な反応が得られた。次年度の研究推進にとって重要であり、かつ必要な結果が得られた。
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Research Products
(4 results)