2010 Fiscal Year Annual Research Report
ポートフォリオ活用による反省的実践家としての小学校英語教員養成
Project/Area Number |
20500832
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
北條 礼子 上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (50199460)
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Keywords | ポートフォリオ / 反省的実践家 / 小学校英語 / 教員養成 |
Research Abstract |
平成23年度より小学校高学年5,6年生において、外国語活動が必修化となった。学級担任が中心となって担当することが求められているが、教員研修ばかりでなく、外交後活動を担当できる教員養成が急務となっている。 本研究の目的は2点あり、第一の目的は小学校外国語活動において教員の反省的実践家としての態度を養成することに効果があるかどうかを明らかにすることである。第二の目的は、反省的実践家としての教員の養成過程で作成される小学校外国語活動の実践授業プログラムを構築することである。 本研究の最終年度である平成22年度には、日本と同様の外国語としての英語(EFL)環境にあり先進的な小学校英語教育を実践している台湾の国立大学付属小学校を訪問し、小学校英語教員に必要な資質を検討する資料を収集した。また平成21年度に作成し、試行した小学校外国語活動を担当する英語教員養成プログラムの結果を基に、参加者からの反省点を活かし、再度小学校英語教員養成プログラムを実施した。反省点は、出張授業後の毎回のカンファレンスや、出張授業終了後の全体カンファレンスを個人ベースではなく担当学年グループごとに行った上で、リフレクションを発表するという点であった。平成22年10月から平成23年11月まで、筆者の所属大学の附属小学校において実施した出張授業には、学部生、大学院生22名が参加したが、ポートフォリオは反省的実践家としての態度の養成に効果があることが確認され、参加者は自分たちの反省的実践家としての成長を実感したとの報告を得た。また、小学校英語教員養成のためのポートフォリオを活用した実践プログラムを構築した。
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Research Products
(4 results)