2011 Fiscal Year Annual Research Report
Webベースの汎用型コンピュータ適応型テストシステムと新しい項目反応モデルの開発
Project/Area Number |
20500846
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
菊地 賢一 東邦大学, 理学部, 准教授 (50270426)
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Keywords | コンピュータ適応型テスト / CAT / 項目反応理論 / IRT |
Research Abstract |
近年、コンピュータの普及によりテストの分野でも、コンピュータ適応型テストが実用化されている。コンピュータ適応型テストは、コンピュータを用いて受験者の反応に応じて、問題を選択して出題するようなテストである。 しかし、教育や臨床心理の現場では、一部を除き、依然として、紙筆テストしか行われていない。そこで、本研究では、教育や臨床心理の現場で、コンピュータ適応型テストを容易に行うことが出来る汎用的なテストシステムの開発を行う。また、コンピュータテストに、より適した新たなテスト理論のモデルの提案も行う。 平成23年度は、22年度に引き続き、教育や学習を行った効果を測るためのテストや心理テストに適したシステムとするために、どのような機能が必要なのかの洗い出しを行った。また、同時に、従来の紙と鉛筆を用いたテストのコンピュータ化を支援するソフトウェアの開発も、行っているところである。 本システムは、テスト理論やコンピュータシステムの専門家ではない、現場の教育者や研究者が、容易にシステムを利用出来るようにする必要がある。そのために必要な機能の洗い出しも行っている。 さらに、これまで開発を行って来たシステムを、近年、急速に普及したタブレット端末からも利用出来るよう、改良を始めている。タブレット端末は、そのユーザインターフェースに特徴がある。テストという観点では、数学の図を用いた問題や計算問題などを解く際に、タッチペンによる書き込みが出来ること。そして、そのデータの収集が出来ることである。この特徴を生かしたテスト方式となるよう、注意して改良を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度までに、システムに必要となる機能の洗い出しは、順調に進んでいる。それに基づいて、引き続きコンピュータ適応型テストシステムの開発、改良を行っていく。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は、23年度までに洗い出した機能要件に基づいて、引き続きコンピュータ適応型テストシステムの開発、改良を行っていく。また、これまで開発を行って来たシステムを、近年、急速に普及したタブレット端末からも利用出来るよう、改良する予定である。
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