2010 Fiscal Year Annual Research Report
薬学部学生の医療人育成を目的としたeーラーニング活用によるPBL方略の確立
Project/Area Number |
20500857
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
江川 孝 就実大学, 薬学部, 准教授 (70369023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五味田 裕 就実大学, 薬学部, 教授 (00088709)
谷口 律子 就実大学, 薬学部, 講師 (70388990)
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Keywords | 薬学 / 臨床 / 情報システム / 情報工学 |
Research Abstract |
1 PBL型演習のe-learningコンテンツ導入とLMSへの展開 本研究におけるPBL型演習は代表的な疾患の処方例を解析し、処方意図を「読み・解く」ための演習を実務実習事前学習にて実施した。この工程は、(1)模擬処方の提供(学習課題)、(2)仮説(主薬や疾病)の設定、(3)グループ内コンセンサスの取得、(4)疑問点の抽出、(5)学習課題の決定、(6)情報収集および(7)グループ討論(SGD)を繰り返し行う。工程(4)および工程(5)のブレーン・ストーミングで得られた疑問点は、グループ内で共有化されて学習課題が決定される。本年度は、医療接遇のe-learningコンテンツをLMSで展開して演習内に導入するとともに体系的コミュニケーション演習を構築した(医療薬学,35 875-883,2009)。 2 実務実習でのLMS活用 薬学OSCEを意識した調剤鑑査、無菌操作、薬剤の調製、患者・来局者対応および情報の提供の5領域のなかでコミュニケーション用の教材を導入した。それらの成果を、病院実務実習におけるLearning Management System(LMS)を活用したモデルコアカリの形成的評価により、学習者の修得度を測定した(第20回日本医療薬学年会)。 3 満足度の分析・評価に関する検討 学習の達成度をPBL型演習に対する満足度として測定して演習工程の改善度を分析・評価として本取組の達成目標とした。また、模擬患者によるコミュニケーション演習が学習者からのニーズが高いことが明らかとなった(The 10th Asian Conference on Clinical Pharmacy)。
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Research Products
(6 results)