2008 Fiscal Year Annual Research Report
ディジタルエンジニアリングのための統計的品質管理手法の体系化とその活用
| Project/Area Number |
20510127
|
|---|
| Research Institution | University of Tsukuba |
|---|
Principal Investigator |
山田 秀 University of Tsukuba, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (60260965)
|
|---|
| Keywords | 品質管理 / 実験計画法 / 統計数学 / 設計技法 / 問題解決 / FMEA / テキストマイニング |
|---|
| Research Abstract |
平成20年度は、ディジタルエンジニアリングにおける統計的品質管理手法の体系化に向け、コンピュータシミュレーションモデルの検証,過飽和実験計画の構成、多数因子の選別,複雑な応答関数の最適化について、実験計画法を中心に検討を行った。これらの研究の基盤にあるのは、設計段階における実験計画法の効果的な適用である。理論面では、MCMCなど数値的なアプローチを今年度からは導入している。理論的解明だけでなく、実施例の検討も行った点に研究の特長がある。
上記から視点を広げ、研究開発段階におけるプロセス改善技法の研究、ソフトウエア分野でのV&V(Verification and Validation)などのアプローチを考慮した品質測定モデルの構築、さらには航空宇宙分野での不具合防止活動、事故データに基づくデザインレビュー項目設定など、主に設計段階を中心として、統計的品質管理手法の効果的活用についての検討を行い、下記に示す論文、学会発表を行った。これらの研究においては、実務的課題をまずは明確にした上で、汎用性のある方法論の構築を行った。また広い意味での統計的品質管理手法を、現実的な課題に適用している点で特長がある。
さらに、ディジタルエンジニアリングにおいて統計的品質管理手法の開発が必要な場合を明確化について、生産現場訪問などを実施し、その実践的課題を導いた。具体的な解決方法は平成21年度検討を行う。
|
Research Products
(9 results)
