2010 Fiscal Year Annual Research Report
ディジタルエンジニアリングのための統計的品質管理手法の体系化とその活用
Project/Area Number |
20510127
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山田 秀 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (60260965)
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Keywords | 品質管理 / 実験計画法 / 統計数学 / 設計技法 / 問題解決 / FMEA / テキストマイニング |
Research Abstract |
平成22年度は、平成20、21年度に引き続き、ディジタルエンジニアリングにおける統計的品質管理手法の体系化に向け、コンピュータシミュレーションモデルの検証,過飽和実験計画の構成、多数因子の選別,複雑な応答関数の最適化について実験計画法を中心に検討を行った。理論面では、過飽和実験計画の構成について、乱数発生アルゴリズムに基づく方法など、数値的なアプローチを昨年度に引き続き検討し、効率的な構成方法を示した。また実施例の検討も行った。その中では、列間の従属性を抑えながら効率的に計画を構成する方法や、確立対応法などによる過飽和実験データの解析法も含まれる。これらの実験計画法を中心とする研究を中核に、研究開発段階におけるプロセス改善技法の研究などのアプローチを考慮した品質測定モデルの構築、不具合防止活動、デザインレビュー項目設定など、主に設計段階を対象とした統計的品質管理手法の効果的活用についての検討を行い下記に示す論文、学会発表を行った。例えばデザインレビュー項目は、市場のクレーム情報を言語データ処理して導かれるものであり、方法だけでなく、結論も意義深いと考えている。また、医薬品の研究開発段階において、プロセス改善をねらいとしたFMEAの適用は、ディジタルエンジニアリングにおける要求分析という第一段階になる。さらに、標準化にどのように結びつけるのかについて、航空宇宙開発を事例として検討をしている。これらの研究においては、実務的課題をまずは明確にした上で、汎用性のある方法論の構築を行った。また広い意味での統計的品質管理手法を、現実的な課題に適用している。
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Research Products
(7 results)