2009 Fiscal Year Annual Research Report
社会における納期制約のリスクと多期間問題に関する数理的研究
Project/Area Number |
20510130
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
松井 正之 The University of Electro-Communications, 電気通信学部, 教授 (00034413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 久志 首都大学東京, システムデザイン学科, 准教授 (60231677)
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Keywords | 多期間制約サイクル問題 / 量適切換 / 最適配置 / 生産座席予約問題 / 生産ライン |
Research Abstract |
本年度は,期間リスク・リセットモデル及び期間リスク・ノンリセットモデルに対して,最適配置問題の解法及び最適な配置法則の検討を行ったとともに,多期間制約サイクルモデル(従属期間モデル)の定式化を並行して進め,そしてリセットモデル・ノンリセットモデルで行った最適配置問題に対する検討結果を,その従属期間モデルに対して適用した。 1 期間リスク・リセットモデルにおける最適配置問題の解法検討 昨年に引き続き,最も単純な多期間制約サイクルモデルと考えられる通常の直列型生産ライン問題を一例として取り上げ,最適配置問題の解法を提案した。 2 期間リスク・リセットモデルにおける最適な配置法則の検討 最適配置問題の解法検討(上記1)の結果から提案される効率的なアルゴリズムを利用し,数値的または解析的に最適な配置法則を検討した。 3 期間リスク・ノンリセットモデルにおける最適配置問題の解法検討及び最適配置法則の検討 期間リスク・ノンリセットモデルについても,期間リスク・リセットモデルで行った最適配置問題の解法および最適な配置法則の検討を実施した。 4 多期間制約サイクルモデル(従属期間モデル)の定式化検討 昨年度の文献調査等の結果に基づき,多期間が独立ではないような,従属期間モデルへのステーション中心的アプローチによる定式化法を発展させて研究をまとめた。 5 多期間制約サイクルモデル(従属期間モデル)の解法検討 期間リスク・リセット及び期間リスク・ノンリセットのモデルに対する最適配置解法アルゴリズム提案に基づき,一般的な多期間制約サイクルモデル(従属期間モデル)に対して,最適配置解法アルゴリズムの提案を行った。
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