2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
The Study of growth-rate distributions in view of quasi-static transition of economy and the size of firms, and the managing risk as the application
Project/Area Number |
20510147
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Social systems engineering/Safety system
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Research Institution | Kanazawa Gakuin University |
Principal Investigator |
ISHIKAWA Atushi Kanazawa Gakuin University, 経営情報学部, 教授 (90308627)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 企業規模分布 / 成長率分布 |
Research Abstract |
本学図書館および研究室に所蔵されている日本の企業情報データベース"CDEyes"や"法人申告所得データブック"などを用い、企業利益・公示土地価格にて確立した分析を資本・売上・所得・従業員数などの企業財務データに適用する。具体的には、各データが存在する年について以下の分析を行う: (1)同時確率分布を観測し、詳細釣合則あるいは詳細準釣合則の成立を確認する。 (2)成長率分布の形状より、非-Gibrat則を解析的に導出する。 (3)実データにおいて規模による成長率分布の違いを測定し、非-Gibrat則を実証的に確認する。 (4)詳細釣合則あるいは詳細準釣合則と非-Gibrat則から各量の確率分布を解析的に導出し、実データとの整合性により(1)~(3)の無矛盾性を確認する。 さらに、以上により得られた『年毎の』『企業規模に応じた』『企業財務データにより異なる』各成長率分布を考慮して、主として金融機関にとっての信用リスクを評価する。
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