2008 Fiscal Year Annual Research Report
頑健性を重視した動的スケジューリングの実用モデルの開発
Project/Area Number |
20510151
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
諏訪 晴彦 Setsunan University, 工学部, 准教授 (40299029)
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Keywords | 動的スケジューリング / スケジューリング方策 / 不確実性 / 意思決定モデル / プロジェクト管理 / 頑健性 |
Research Abstract |
関連研究の状況を把握することを目的として,主にScience Directに登録されているジャーナルを中心に,とくにクリティカルチェーン・マネジメントに関するジャーナルを収集・調査した.また,国内研究講演会や国際会議に参加し,研究発表を行うとともに,関連研究を聴講し研究の遂行のためのヒントを得ることに努めた.さらに,製薬会社の研究所や鉄鋼関係の事業所を訪問し,インタビューを通じて現実のスケジューリングやプロジェクト管理の状況や方法論を調査した.(研究実施計画(1)(2)(4)) ダミーに基づくスケジューリング戦略について,意思決定の枠組みを固め,所与のダミーをスケジュール上に配置する方法についていくつかのアプローチを検討した.シミュレーション・システムをコンピュータ上に実装し,プロジェクトの運用シミュレーションを通じて,ダミーの配置方法の特性を明らかにするとともに,その有用性をも示した.これらの研究成果をまとめた論文を所属学会の論文誌に投稿し,掲載可となった.来年度の学会誌に掲載される予定である.一方でダミーの配置について,数理モデルを構築することはできたが,実際に解くには至らなかった.この点については今後の継続的課題とする.(研究実施計画(3))
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Research Products
(4 results)