2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20510155
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小山 富士雄 The University of Tokyo, 環境安全本部, 特任教授 (50436565)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土橋 律 東京大学, 工学系研究科, 教授 (30237177)
刈間 理介 東京大学, 環境安全研究センター, 准教授 (50281308)
三浦 竜一 東京大学, ライフサイエンス研究倫理支援室, 教授 (00322074)
飯本 武志 東京大学, 環境安全本部, 准教授 (80302678)
富田 賢吾 東京大学, 環境安全本部, 助教 (70422459)
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Keywords | 安全システム / 経営システム / 組織行動 / 組織の健全性 |
Research Abstract |
LCB研究会が提唱している組織事故の未然防止モデル「防護壁モデル」を参考として、「VTA法となぜなぜ分析法」を解析手法として使用した組織事故の事例解析を行うとともに、組織の管理すべき項目の整理とその体系化、組織運営上必要な組織行動上の管理項目と組織の健全性の評価指標の開発を行い、プロトタイプではあるが「組織行動と組織の健全性診断システム」を開発した。 そしてLCB研究会メンバーに協力を願い、化学、エンジニアリング、医薬品販売の業界に所属するメンバーがそれぞれの自身がこのシステムを用いて試験的に所属する組織の自己診断を行なった。その結果を平成20年11月にシンポジウムを開催し、公表した。さらに、このシンポジウムに参加した個人クリニックの経営に携わった方及び地方の総合病院内の薬剤部門の担当責任者が本診断システムに強い関心を持ち、彼らが自らの組織に対し試行的に自己診断を行なった結果を医療分野限定として平成21年3月にシンポジウムを開催し結果を公表した。 これらの研究活動を通じてプロートタイプではあるが「組織行動と組織の健全性診断システム」は実際の組織で使用可能であることを確認できた。平成21年度はさらに幅広い分野と組織にこのシステムの適用可能性について研二究を進める予定である
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