2008 Fiscal Year Annual Research Report
試作ピエゾセンサーを用いた道路橋の落橋防止のための構造健全性モニタリング
Project/Area Number |
20510165
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Research Institution | Tokyo National College of Technology |
Principal Investigator |
黒崎 茂 Tokyo National College of Technology, 機械工学科, 教授 (70042710)
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Keywords | 橋梁 / 構造工学・地震工学 / 免震 / モニタリング / 変位計 / ピエゾセンサー / 安全工学 / ひずみ測定 |
Research Abstract |
本研究の目的は、道路橋の落橋を防ぐためのモニタリング技術を開発することである。モニタリング技術として、圧電素子であるピエゾケーブルを応用したセンサーを開発することである。平成20年度では、主に下記2項目の研究を中心に研究を行った。 【1】ピエゾケーブル利用の変位センサーの開発 ピエゾケーブルを利用した変位計の開発を中心に研究を行った。変位計センサーは、ピエゾケーブルとコイルばねから構成されている。ピエゾケーブルの静的引張試験結果から、ケーブルの弾性範囲内で使用すること、コイルばねの変位量を決め、両者の組み合わせで、仕様を決定した。繰返し引張疲労試験機で試作センサーに負荷をかけ、試作センサーの特性を実験から明らかにした。 以上の結果は、非破壊検査協会主催の「安全安心シンポジウム」に発表した。 【2】ピエゾケーブルを用いたひずみ測定 ピエゾケーブルを利用して従来のひずみゲージの概念で、使用できるか検討を行った。従来のひずみゲージの素子に、ピエゾケーブルを置き換えたと考え、ピエゾケーブル利用の長尺ゲージ長のひずみゲージを試作開発した。試作ゲージの実用化をめざして実験を行った。
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Research Products
(6 results)