• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

一倍体ゲノムにおける性染色体の進化

Research Project

Project/Area Number 20510185
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

大和 勝幸  近畿大学, 生物理工学部, 准教授 (50293915)

Keywordsコケ植物 / 性染色体 / 半数体 / 雌雄異株 / 基部陸上植物
Research Abstract

本研究の目的は、「半数体においてはY染色体もX染色体も性染色体としては同等であり、退化していく遺伝子は基本的にそれぞれの性にとって必要のない遺伝子のみ」という仮説を検証することである。半数体生物としてゼニゴケを用い、その性染色体構造を比較・解析することで検証作業を進める。
本研究で注目するY染色体領域に存在する遺伝子のうち、8個は発現パターンから必須遺伝子と予測される。これらのうち、M547D3.1のホモログであるM547D3.1FがX染色体にも存在することが既にわかっている(Proc.Natl.Acad.Sci.USA, 104 : 6472-6477, 2007)。他の7個の遺伝子についてもX染色体にホモログが存在すると期待された。当初はこの7遺伝子についてのみcDNA等を用いて解析する予定であった。しかし、JGIより提供されたゲノムデータを解析した結果、さらに39遺伝子についてもそのX染色体ホモログと考えられる候補を得ることができた。現在、雄標準系統Takaragaike-1(Tak-1)を雌標準系統Takaragaike-2(Tak-2)を交配して得られたF1集団を用いて解析を行い、X染色体との連鎖を評価している。また、RDA法によるマーカー単離の効率を上げるため、Tak-1をTak-2に戻し交配したBC3系統を作成した。しかし、研究代表者の異動に伴う移転作業のために研究に遅れが生じ、RDA法によるX染色体連鎖配列の候補は得られていない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] ゼニゴケ-アロ認証研究におけるモデル生物としての可能性2010

    • Author(s)
      大和勝幸
    • Organizer
      日本動物学会第81回大会シンポジウム
    • Place of Presentation
      東京大学(界京都)
    • Year and Date
      2010-09-24
  • [Presentation] モデル実験生物ゼニゴケのゲノム情報およびリソースの現状2010

    • Author(s)
      大和勝幸
    • Organizer
      日本植物学会第74回大会シンポジウム
    • Place of Presentation
      中部大学(春日井市)
    • Year and Date
      2010-09-10

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi