2010 Fiscal Year Annual Research Report
日本の創作バレエ作家に関するドキュメンテーションとアーカイブ化-佐多達枝を中心に
Project/Area Number |
20520118
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
中村 美奈子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (20345408)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝野 耕司 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (50216024)
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Keywords | 日本近代創作バレエ / ドキュンテーション / アーカイブ / 佐多達枝 / 舞踊譜 |
Research Abstract |
本研究は日本を代表する創作バレエ作家(振付家)の一人として佐多達枝を取り上げ、佐多氏本人の協力の下に、その作品と関連資料の、再演を目的としたドキュメンテーション(舞踊記譜法による記述を含む)を行いアーカイブ化し、海外に向けて発信していくことを目的とする。また、その過程を通じて、これまで日本で試みられていない日本人近現代の創作バレエの作家に関するアーカイブの基盤を構築、日本の近代創作バレエの特質についても考察を行う。本研究の特徴は、作品の映像記録だけではなく、振付の過程であるリハーサル映像の記録、舞踊のスコア(舞踊譜)、作家へのインタビュー記録などの多様なデータを含む、再演を目的とした新しいタイプのアーカイブ構築を行う点である。 本年度は、最終年度であり、海外(アメリカ合衆国)の美術館における展示やアーカイブについての資料収集を行い、データの公開方法についての検討を行った。「ソネット」と「庭園」の2作品について、佐多氏本人より振り付けノートの原本を貸与いただき、画像スキャンとエクセルによるデータ化を行い、整理した。現段階では、アーカイブ公開には至っていないが、アーカイブ化の過程をイリノイ大学(USA)のサイト上にある電子ジャーナルJournal for the Anthropological Study of Human Movement(JASHM)に投稿することにより、佐多氏の功績を海外で公開するという目的を果たすことができた。
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Research Products
(2 results)