2009 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータによる『カンタベリー物語』Hg、El写本及び刊本の言語比較
Project/Area Number |
20520229
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
中尾 佳行 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 教授 (10136153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
地村 彰之 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00131409)
松尾 雅嗣 広島大学, 平和科学研究センター, 名誉教授 (40106787)
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Keywords | Hengwrt写本 / Ellesmere写本 / 写本の交合 / コンコーダンス / Chaucer / The Canterbury Tales / 語彙研究 / テクスト批評 |
Research Abstract |
本研究の目的は、コンピュータを利用し、『カンタベリー物語』について、2つの代表的な写本と2つの代表的な刊本を取り上げ、4つのテクストを対応させたコンコーダンスを作成し、チョーサーの言語研究及びtextual criticismに貢献することである。写本は、Hengwrt(以下、Hg)写本とEllesmere(以下、El)写本を、そして刊本は、Hgに依拠したBlake(1980)とElに依拠したBenson(1987)を取り上げた。 平成21年度においては、残りのコンコーダンスの作成について、2写本全ての包括的な交合コンコーダンス作業を終えた。Monk, Nun's Priest, Manciple, Man of Law, Second Nun, Physician, Pardoner, Shipman, Prioress, Sir Thopasの各話である。写本・刊本の交合結果(文字、語彙等の異同)の一部を2010年7月にイタリアSienaで開催される新チョーサー学会で口頭発表する(発表は2009年1月に既に受託されている)。 Stubbs(2000)のCD-ROM及び関連データに大きく依拠している。国際的連携の一環として行われた。Jimura, Nakao, Matsuo, Blake, and Stubbs (2002)、Nakao, et al. (2004)、 Nakao, et al. (2006)、平成19年度のThe Cook's Prologue and Tale, The Wife's Prologue and Tale, The Friar's Prologue and Tale, etc., Nakao, et al (2009)のコンコーダンス作成及び研究に続くものである。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article]2009
Author(s)
中尾佳行
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Journal Title
『英語フィロロジーとコーパス研究―今井光規教授古稀記念論文集―』(「Chaucer の言語とメトニミー―Troilus and Criseyde の場合―」を執筆)(渡部眞一郎・細谷行輝編)(松柏社)
Pages: 513-526
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