2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520243
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
平田 耀子 Chuo University, 総合政策学部, 教授 (00165177)
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Keywords | 英文学 / 国文学 / 女性史 / データベース / 国際情報交換 / 日本:イギリス:スウェーデン / 比較文学 |
Research Abstract |
1.平成20年度後半の研究の中心は本間久雄によるウィリアム・モリスの紹介であり、2篇の論文を発表した。 (1)「大正期におけるウィリアム・モリスの翻訳と紹介一本間久雄の事例について」。本稿は中央大学総合政策学部15周年記念論文集『新たな「政策と文化の融合」総合政策の挑戦』のために書かれたものであり、字数制限のため、本間久雄によるウィリアム・モリスの翻訳・紹介の概略を記するにとどまった。現在、より詳細な「ウィリアム・モリスと本間久雄」を執筆中であり、2009年度の『人文研紀要』に寄稿を予定している。 (2)「本間久雄:『滞欧印象記』、『英國近世唯美主義の研究』、そしてそれ以後(一)」。本稿は2部にわかれ、その(一)では本間の留学体験を記した『滞欧印象記』を扱っている。そのなかにモリスゆかりのマートン・アベー訪問記も含まれている。 2.イギリス出張(2008年10月31日より11月06日まで)イギリスにおけるウィリアム・モリスの多面的な活動について包括的に把握するべく現地においてモリス関係の文献を購入し、ウィリアム・モリス自身デザインによる彼の住居レッド・ハウス、ウィリアム・モリス・ギャラリー、ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムを訪問、視察した。Dr.Emeritus Gordon Danielsその他と面談し、イギリス人からみたウィリアム・モリス像について確認した。 3.書誌研究としては、『本間久雄書誌』補遺の作成を行っている。本間が講演したラジオ番組のリストを完成するため、昭和8年より17年までのラジオ番組を調査しデータとして入力する作業を継続中である。
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Research Products
(2 results)