2008 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における文化の混淆の行方-文学、芸術の変容の日豪比較
Project/Area Number |
20520260
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
有満 保江 Doshisha University, 言語文化教育研究センター, 教授 (20097075)
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Keywords | グローバリゼーション / アイデンティティ / 文化の混淆 / ネーション / オーストラリア文学 / オーストラリアの芸術 |
Research Abstract |
平成20年度〜平成21年度にかけての研究成果。 *研究実施計画にあるテーマ「文化の混淆」について、メルボルン大学のケイト・ダリアン=スミス氏との共同研究を行い、現代オーストラリア短編小説。ことに多文化的背景をもつ作家の作品を収集し翻訳を行なった。全16編を選び、短編小説集として、出版した(May,20008)。 *この短編集の出版の際に、共同編集者であるダリアン=スミス氏、オーストラリア国立大学の歴史学者、クィーンズランド大学の文学者、作家1名を招聘。東京にて「多文化社会オーストラリアの文学と表現-『ダイヤモンド・ドッグ:多文化を映すオーストラリア短編小説集』」と題する、シンポジウムを東京、代官山のヒルサイド・フォーラムにて開催(May,2008)した。多文化社会を映すオーストラリア文学を日本に紹介できた。 *「第29回日豪合同セミナー」オーストラリア大使館・豪日交流基金主催、於:八王子大学セミナーハウス(東京)において、現代先住民画家についてのセッション『エミリー・ウングワレー展』の講師をつとめる。オーストラリア先住民の現代絵画の特質について、講演を行なった。(May, 2008) *今年度の研究の成果、ことにグローバル化社会における文学の可能性についての研究発表をオーストリア、インスブルック大学で開催された国際学会で行なった。(December, 2008) *「多文化社会における文学の変容」について、日豪NZ教育文化学会、第9回全国大会、駒澤大学深沢キャンパスにおいて招聘講演を行ない、今年度の研究を締めくくった。(January, 2009)
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Research Products
(2 results)