2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
The Transition of the “Theodizee-thought" in the German modern literature
Project/Area Number |
20520277
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
European literature (English literature excluded)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
KAWANAGO Yoshikatsu The University of Tokyo, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60145274)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 神義論 / 予定論 / 修辞 / 批評 / ハーマン |
Research Abstract |
(1)本研究は広義の「神義論的思考」をドイツ近現代文学史という歴史のスパンの中で具体的に指摘し、その変遷を系譜的に跡づけていく。 (2)一方で、宗教や伝統によって培われた比喩形象やトポス、その修辞・文体様式を整理する作業を併行して行い、それらをこの「神義論的」目的論的構図と突き合わせ、秩序づけていく。 (3)最終的に、ドイツ近現代文学を「修辞」と「批評」という縦糸・横糸によって織り出されてゆく織物、すなわち伝統の批判・継承の深化を映す図として描き出すことを目指す。 (4)そのようにして、古典主義、ロマン主義、写実主義、自然主義という風に通常の文学史が採る固定的叙述から自由な、独自の修辞論的文学史を形作る。
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Research Products
(11 results)