2008 Fiscal Year Annual Research Report
インドネシアのテレビ連続番組、映画におけるアイデンティティの表現と受容
Project/Area Number |
20520380
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
ゴーベル・ゼーン マシュー Nagoya University, 文学研究科, 准教授 (30456628)
|
Keywords | Identity / Indonesia / Media Reception / Code Choice / Semiosis / Authenticity / Denaturalization / Positioning |
Research Abstract |
私の取り組んでいる研究は、インドネシアの連続番組と映画で使われている信号用法(言語形式、ジェスチャー、韻律、イントネーションなど)の表現と、それらの解釈との関係を学際的アプローチを利用して究明することである。 インドネシア人のアシスタントの協力を得て、データの収集を完了した。2008年5月から9月までの間に、3つの映画と4つの連続番組での会話を転写し、アイデンティティーと関係のある信号用法の学際的分析を行った。そしてその結果を学会で口頭の研究発表を行い、公刊される本のチャプターとして執筆した。同時にインターネットで、これらの映画と連続番組に対するインドネシア人のコメントや特徴を集めた。 2008年の10月から2009年の3月まで、4人一組の4つのインドネシア人のグループに協力してもらい、3つの連続番組と1つの映画を見てもらい、それぞれのグループのメンバーにインタヴューを行った。それぞれのグループに対して6つの質問を準備し、さらに答えたもらったコメントに関する質問をした。これらを録画しておき、すべて転写した。転写したものを分析し、簡潔にまとめたものを研究発表を計画している信号用法に関する3つの国際学会に提出した。これら3つの研究を論文にまとめ、それぞれDiscourse and Society, Pragmatics, Journal of Linguistic Anthropologyに提出する予定である。なおこれらの研究を基に、本の執筆計画をいくつかの出版社に申し入れる予定である。
|
Research Products
(2 results)