2010 Fiscal Year Annual Research Report
動詞連結に関するヒンディー語、マラーティー語、ネワール語と日本語との対照研究
Project/Area Number |
20520384
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西岡 美樹 大阪大学, 世界言語研究センター, 講師 (30452478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PARDESHI Prashant 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語対照研究系, 准教授 (00374984)
桐生 和幸 美作大学, 生活科学部, 教授 (30310824)
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Keywords | 複合動詞 / ヒンディー語 / マラーティー語 / ネワール語 / Aktionsart / 普遍性 / 国際情報交換 / インド:ネパール:アメリカ |
Research Abstract |
研究課題「動詞連結に関するヒンディー語、マラーティー語、ネワール語と日本語との対照研究」も本年度が最終年度となり、研究の総括の年を迎えた。 研究代表者西岡、研究分担者パルデシと桐生は、2010年5月に神戸大学で研究打ち合せを行った。研究協力者であるPeter E.Hook教授(ミシガン大学名誉教授、現バージニア大学)には、同年12月の大阪大学での講演の際に、研究打ち合わせにご参加いただいた。本年度は、V1+V2の形式とV2として語彙的なアスペクトを加えるもの、また文法化が進んで助動詞と化すものなどに押し広げて検討を行った。 研究の成果として、分担者の桐生がまず、2010年6月にネワール語の自動詞、他動詞に関する論文を発表した。研究協力者Peter E.Hook教授と分担者のパルデシは、同年12月にThe 32nd All-India Conference of Linguists(於ラクナウ大学)でV2一般に関し"Are Vector Verbs Eternal?"という題で基調講演を行った。代表者の西岡は、2011年1月にSouth Asian Languages Analysis Roundtable 29^<th>(於国立インド諸語中央研究所)で、ヒンディー語、日本語に特化し“Aktionsarts in the Verb Concatenations (V1+V2) in Hindi as compared with the Japanese ones"と題し、対象言語のいわゆる統語的複合動詞研究の体系性、普遍性、並びに個別性を解明した。 また、それぞれ国内外で資料収集や調査を続けた。桐生は8月-9月にネパールで本研究に関連する助動詞についても調査をし、集めたデータのテキストデータベース化を行った。パルデシは国内(東京と関西地域)で、西岡は9月と12月-1月にインドで本研究に関わる資料収集や調査を行った。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] Are Vector Verbs Eternal?2010
Author(s)
Peter E.Hook ; Prashant Pardeshi
Organizer
The 32nd All-India Conference of Linguists (Linguistic Society of India)
Place of Presentation
University of Lucknow, Lucknow, India
Year and Date
2010-12-22
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