2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520395
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Research Institution | Hakuoh University |
Principal Investigator |
小林 正人 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (90337410)
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Keywords | ドラヴィダ語 / フィールドワーク / クルフ語 / マルト語 |
Research Abstract |
本年度の前半には、前年度までに作成したマルト語コーパスに基づいてマルト語の文法記述と語彙表作成を行い、完成させた。現在出版を準備中である。またクルフ語とマルト語の動詞形態法について、対照研究を行い、その成果を12月にラクナウで開催されたインド言語学会大会で発表した。12月に行った現地調査ではマルト語文法のうち不明の部分について聞き取りを行い、文法記述を改訂した。クルフ語についてはコーパスをより充実させるよう、同月の現地調査でジャールカンド州グムラー県で調査地を増やし、民話を採取した。2月にはインド・ラーンチー大学からクルフ語コンサルタントを招聘して共同で録音データの書き起こし、分析と文法記述のための聞き取りを行うとともに、クルフ語の語彙集の作成を昨年度に継続して行った。
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