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2010 Fiscal Year Annual Research Report

体系を視野に入れた古代日本語における副助詞の形成史的研究

Research Project

Project/Area Number 20520413
Research InstitutionUniversity of the Sacred Heart

Principal Investigator

小柳 智一  聖心女子大学, 文学部, 准教授 (80380377)

Keywords副助詞 / 日本語学史 / 時枝誠記 / 手爾葉大概抄 / 助動詞 / 通言語的研究
Research Abstract

本年度は研究期間の3年目に当たる。以下の3つを具体的に計画し、実施した。
1. 中世以降の副助詞研究の歴史を概観する。
2. とりたて研究と副助詞研究の比較を行う。
3. 上代語の「より」類の研究を行う。
1については進行中で、その過程で得られた中世歌学書の文法意識に関する研究成果を名古屋大学グローバルCOEプログラム第9回国際集会で口頭発表した。この内容は23年度中に公刊される予定である。2については1と関連させつつ、中世以来の伝統的な視点が現代の副助詞研究に連なっていることを示し、それがとりたて研究とは異なった独自の立場であることを明らかにすべく研究を進めている。次年度も継続して行う予定である。3については「より」類(ヨリ・ユリ・ヨ・ユ)の用例の採集・確認、分析を終え、論文の作成に着手した。これは「より」類を他の副助詞との比較を視野に入れて記述・研究するものであり、23年度中に完成し公刊する予定である。
また、以上の他に、古代日本語の文法変化と形態的特徴に関する研究を、上代語の助動詞を対象として行った。これは本研究のキーワードである「体系を視野に入れた」と「形成史的」研究に寄与するものであり、通言語的研究の知見を参照する新手法の研究である。23年度に開かれる日本語学会2011年度春季大会のシンポジウムで口頭発表する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 『手爾葉大概抄』読解-「手尓葉」と「詞」-2010

    • Author(s)
      小柳智一
    • Organizer
      名古屋大学グローバルCOEプログラム「テクスト布置の解釈学的研究と教育」第9回国際集会
    • Place of Presentation
      名古屋大学
    • Year and Date
      2010-09-10

URL: 

Published: 2012-07-19  

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