2009 Fiscal Year Annual Research Report
コロケーション習得支援のためのeラーニング教材の開発とその効果に関する試行的研究
Project/Area Number |
20520473
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
坂井 美恵子 Oita University, 国際教育研究センター, 准教授 (60288868)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金森 由美 大分大学, 国際教育研究センター, 講師 (80264323)
中溝 朋子 山口大学, 留学生センター, 准教授 (70305217)
大岩 幸太郎 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (90223726)
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Keywords | コロケーション / eラーニング教材 / 日本語中上級学習者 / コーパス |
Research Abstract |
中上級レベルの日本語学習者のためのコロケーション習得のためのeラーニング教材開発について、今年度に実施した研究の成果は以下の通りである。 1. 試行版の完成 ・ 選定した名詞をグループに分け、学習者が興味等に応じて自身でグループを選択して学習できるようにした。 ・ 学習成果が一目でわかるようグループ毎に学習履歴を表示。 ・ 前年度に引き続き、選定した名詞とコロケーション動詞の例文、選択問題、穴埋め問題を作成し入力。 ・ 自動音声認識機能により例文と問題文に音声データを付け、聴覚からの記憶の定着を図る。 ・ 各名詞に該当するイラストデータを入力し、単調になりがちな語彙学習に変化を付けた。 ・ [グループ]-[単語]を選択した際に表示されるコロケーションの一覧をFlashで動的に表示し、視覚的効果を盛り込んだ。 ・ Web教材という機能を活かし、各練習問題のスピードを学習者が選択できる機能を追加。 ・ 学習者からのフィードバックを得るために、画面上にアンケート回答機能を追加。 ・ フロントページのデザインを業者に依頼し、見やすく且つ操作しやすい教材になるようにした。 2. 学会発表で得たフィードバックに基づき、以下の点についてシステムの改修作業を行った。 (1) コース分け機能追加 ・学会発表時に他大学から使用の要望があったため、管理者ユーザと教員ユーザを分け、各教員が担当するコース毎に登録ができる機能を追加することにより、他機関においても本教材の使用が可能になる設計に変更。 ・コース、年度ごとに各学習者の学習履歴の一覧を表示できるようシステムを変更。 (2) 各国語訳の追加 ・各名詞、動詞、例文を韓国語、中国語、英語に翻訳し、入力。 3. 学習者による試用を開始
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Research Products
(3 results)