• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

論文作成のための日本語の共起表現の抽出-日中対照コーパスの分析を中心に-

Research Project

Project/Area Number 20520479
Research InstitutionBunka Women's University

Principal Investigator

三国 純子  Bunka Women's University, 服装学部, 教授 (00301705)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小森 和子  九州大学, 留学生センター, 講師 (60463890)
Keywordsコーパス / 漢語動詞 / 和語動詞 / 日中同形語 / 共起語
Research Abstract

日本の大学や高等教育機関では、外国人留学生を対象とした、論文執筆のための日本語力養成が急務となっている。本研究では、中国語のコーパスと日本語のコーパスを対照することにより、両言語で用いられる漢語の用法を分析する。本年度の研究実績は以下の通りである。
1.日本語コーパスの量的・質的拡充
独立行政法人国立国語研究所「現代日本語書き言葉均衡コーパスモニター公開データ」を基に、基本的な和語動詞、漢語動詞の共起表現の抽出を行った。
2.中国語コーパスの収集並びに文献研究
・現代中国語コーパスを用いて、1で抽出された漢語動詞の中国語での使用実態を調査した。
上記の日中同形の漢語が中国語ではどのような語と共起しているのか抽出を行った。
3.日本語と中国語のコーパスから抽出した和語動詞と漢語動詞が共起する語を分類し,用法の違いを分析している。例のように、日本語と中国語では共起する語に大きな違いが見られる。
例・<日本語><中国語>
施設を壊す/破壊する→破壊施設…日本語でも同様の共起関係がある
環境を壊す/破壊する→破壊環境…日本語でも同様の共起関係がある
破壊約束…日本語では共起関係がない
破壊機会…日本語では共起関係がない
したがって、中国語母語話者が日本語の和語、漢語を正しく産出できるようにするには、どのような語と共起するかという知識の習得が不可欠である。今後さらに分析を進め、それを基に学習者の漢語使用の実態調査も行いたい。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi