2009 Fiscal Year Annual Research Report
LMSの移動型端末としての携帯音楽プレーヤー―外国語教育のための拡張システム―
Project/Area Number |
20520485
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
杉浦 謙介 Tohoku University, 大学院・国際文化研究科, 教授 (40196712)
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Keywords | eラーニング / CALL / ドイツ語 |
Research Abstract |
本研究の目的は、携帯音楽プレーヤーを外国語教育用LMSであるWebOCMの移動型端末として位置づけ、より効果的な外国語eラーニング教育をおこなうための拡張システムを研究することである。 今年度は、教員Pc→LMs→学生PCへと教材情報を送信するさいのRSS2.0データについて研究した。 Internet Explorer 7以降およびFirefox 2以降のWebブラウザはRSSリーダー機能が搭載され、GoogleなどのポータルサイトもRSSに対応している。RSSは一般的なツールになっている。そのようなRSSのなかでも、外国語eラーニング教育にとって、RSS 2.0の<description>タグと<enclosure>タグが重要である。<description>タグによって、授業案内ばかりではなく、授業で使用するテキストそのものも登録することができる。RSSの規格では字数制限もない。また、Google ReaderなどのRSSリーダーでは、一部のHTMLタグによって<description>メタデータの表示形態を指定することもできる。ただし、HTMLタグが効かないリーダーやこのメタデータを表示しないリーダーもある。一方、<enclosure>タグによって、音声ファイル、画像ファイル、PDFファイルなどへのアクセスデータ(URLなど)を登録することができる。このアクセスデータによって、学生はファイル本体をダウンロードする。IE7、IE8、Google Readerなどでは、その画面上で音声ファイルを再生することもできる。このようなRSS 2.0の特性およびブラウザやポータルサイトの環境を生かして、RSS 2.0によって配信管理されるドイツ語教材の雛型を作成し、その動作を検証した。
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