2010 Fiscal Year Annual Research Report
LMSの移動型端末としての携帯音楽プレーヤー―外国語教育のための拡張システム―
Project/Area Number |
20520485
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
杉浦 謙介 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (40196712)
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Keywords | eラーニング / CALL / ドイツ語 |
Research Abstract |
本研究の目的は、携帯音楽プレーヤーを外国語教育用LMSであるWebOCMの移動型端末として位置づけ、より効果的な外国語eラーニング教育をおこなうための拡張システムを研究することである。 今年度は、モデル・コースウェア(ドイツ語教材)のベータ版を作成することによって、携帯音楽プレーヤーを用いた拡張システムが実際にどのように機能するかを研究した。音声とテキストを再生・表示できる携帯音楽プレーヤーを生かして、ドイツ語音声とテキストとを組み合わせた練習問題形式の教材とした。ドイツ語テキストについては、音声ファイルのID3v2メタデータの<title>タグ、<album>タグ、<song>タグを使って、音声ファイル自体に登録した。これによって、ドイツ語音声を再生しながら、その内容にかんする正誤問題を表示したり、穴埋め問題を表示したりできる。正答は、連続する音声ファイルに音声データおよびID3v2メタデータとして登録した。これによって、学習者は漫然と音声を聞き流すのではなく、主体的に取り組むことになる。また、正答を直後の音声と表示テキストによって確認できる。一方、RSS2.0データの<description>タグには、練習問題の文字テキストに加えて、解説テキストを登録し、<enclosure>タグには、音声ファイル情報に加えて、関連する画像ファイル、PDFファイルなどへのアクセスデータ(URLなど)を登録した。これによって、学習者は、携帯音楽プレーヤーのデータをパソコンによって同期するさいに、パソコン上で練習問題を確認したり、展開学習をしたりすることができる。携帯音楽プレーヤーを用いた拡張システムが十分に有効であることが実証された。
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Research Products
(4 results)