2010 Fiscal Year Annual Research Report
工学専攻学部生のための英語プレゼンテーション教育法の構築
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20520495
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
松浦 千佳子 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40335097)
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Keywords | 英語プレゼン / 工学専攻学部生 / 発声法 / パラ言語 / 説得力ある声 / 論理的展開 / 複眼的な視野 / 適切な表現 |
Research Abstract |
平成22年度に実施したツールミンモデルを用いたプレゼンテーション指導、複眼的視野を育成するための講演・懇親会より、工学系の学生のプレゼンテーションにおいては、導入段階としてパラ言語的表現の指導が不可欠であると考えられた。いわゆるイントネーション・アクセントという言語学的知識ではなく、自らの声帯を効果的に振動させて英語の音を体で実感し、自らの表現手段として感じることの指導である。声を効果的に伝えることは、表情・姿勢といった、プレゼンテーションの非言語的表現全てに関連するもので、結果的に各要素を統合して指導することにもなる。音楽と言語という、言語学や音楽学では従来別個に扱われていたものを統合させることによって、言語本来の特質であると同時に口頭によるプレゼンテーションの要ともいえる感情的要素が有機的に扱えると考えられる。つまり、発話者個々の体形・文化・言語による発声法の違いに注目して、正しい発音法というよりは、ギャップを埋めるために効率的な発声・発音を考えさせ、実行させて、納得させるという仕掛けづくりが、パラ言語的な要素(音声による感情表現等)の指導には有効であり、その後の言語表現力(論理構成等)の育成にも影響を与えるのではないかと考えられる。平成22年度は主に、こうした感覚を研究代表者自身が体得するのに精いっぱいであったが、この成果はデータ等による裏付けをとって、今後徐々に発表していく予定である。
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