2010 Fiscal Year Annual Research Report
日本人英語学習者の弱点を集中的に個別矯正する多読・速読プログラムの開発と実践研究
Project/Area Number |
20520507
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Research Institution | Akita Prefectural University |
Principal Investigator |
岡崎 弘信 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 准教授 (80405084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新田 晴彦 専修大学, 商学部, 兼任講師 (80424323)
橋本 信一 創価大学, ワールドランゲージセンター, 講師 (60350500)
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Keywords | e-ラーニング / リーディング / 多読 / 速読 / ウェブベース |
Research Abstract |
(1)多読・速読およびリスニング・意味処理の継続的実験 速読による意味処理スピード改善に関するデータを収集・分析しながら、「読書能力・リスニングカの学習スパイラル理論」の実験検証をPREMAβにより行っている。現状、本プログラムでは英文読書のスピードアップは確認されているが、リスニングカのアップは確認されていない。 (2)ネイティヴスピーカーによる多読用読み物の作成 日本人の英語レベルを熟知しているバイリンガルの橋本を中心に、教材用英文読み物の作成を継続的に行った。 (3)語彙表をベースにした速読多読ブラウザの開発 国際学会EUROCALL2010で、語彙表をベースにした速読多読ブラウザPREMAの開発概要と英文レベル判定機能について、橋本・岡崎が発表した。 (4)ウェブCALLシステムの開発実験 プログラマーの木戸とともに岡崎はPREMAをより効果的に使用するためのウェブCALLシステムの開発を実験的に行い、その可能性について日本e-Learning学会2010年度学術講演会で発表した。 (5)スウィッチャブル・ボキャブラリーリスト・システムの開発 岡崎・木戸を中心にこれまで開発してきた多読速読専用ブラウザのボキャブラリーリストを、ユーザーレベルで100種類まで搭載・変更可能にするシステムを開発することに成功した。これによりESP (English for Specific Purpose)向けの教材の語彙レベル判定がユーザー対応でスムーズに行うことが可能となった。また、この新しい開発はEUROCALL 2011(英国)での発表がすでに採択されている。 (6)ブラウザ・イン・ブラウザ開発 LMSを効果的に機能させるために、専用ブラウザを利用しないPREMA+の開発に着手し、一部の実験で作動を確認した。
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Research Products
(6 results)