2008 Fiscal Year Annual Research Report
通訳観光ガイド英語マルチメデイアCALL教材の開発とブレンド学習の研究
Project/Area Number |
20520509
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
山内 ひさ子 University of Nagasaki, 国際情報学部, 教授 (70200582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 まり子 久留米工業大学, 工学部, 講師 (20269046)
河又 貴洋 長崎県立大学, 国際情報学部, 准教授 (40316170)
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Keywords | e-learning / CALL / ESP / 通訳観光ガイド / ブレンド学習 |
Research Abstract |
20年度の研究計画には次の4唄日をあけた。(1)参有資料となる国内と国外のモデルとなる観光地のビデオ収集を行う(2)ニーズ分析のため、学生に通訳観光ガイドを行ってみたい国内外の観光地のアンケート調査を行い、ニーズの多かった場所と、長崎の観光地のビデオ取材と資料収集を行う(3)これらの資料を基に教材の試作に着手する(4)通訳観光ガイド試験の過去に出題された英語問題の分析を行う。 まず(1)については、学生のアンケート調査で人気の高かったロンドン、パリ(山内担当)、オーストラリア(小田担当)およびカナダ(河又担当)に出かけ、資料収集、写真およびビデオ取材を行った。ニーズの多かったローマについては費用と時間の関係で取材ができなかった。国内では、知床半島、京都(山内担当)、沖縄(河又担当)、長崎県内ではハウステンボス、グラバー園(山内、小田担当)などの取材を行ったが、ニーズが多かったにもかかわらずまだ取材が完了していないところが残った。(2)については2大学の2学科の学生対象に調査を行い、147名から回答を得た。この調査結果により(1)の取材箇所を決定した。(3)については試作教材のための準備を進め、試作教材用の語彙教材のみが完成した。 (4)に関しては通訳案内士検定試験の過去6ヵ年の長文問題の英文の分析を進めた。その結果、分析した6,000語余りのうち、約3分の2が4,000語レベルであることが判明した。また、観光英語検定試験の英文の分析のために、英文のデジタル化を進めた。作成を目指すCALL教材はまだ使用できないが、通常のface-to-faceの授業とインターネット上の資料を利用した授業をミックスしたブレンド学習のよりよい組み合わせを検討した。 これまでの研究成果は21年度に2つの学会において研究発表を予定している。
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Research Products
(1 results)