2010 Fiscal Year Annual Research Report
通訳観光ガイド英語マルチメディアCALL教材開発とブレンド学習の研究
Project/Area Number |
20520509
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
山内 ひさ子 長崎県立大学, 国際情報学部, 教授 (70200582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 まり子 久留米工業大学, 工学部, 講師 (20269046)
河又 貴洋 長崎県立大学, 国際情報学部, 准教授 (40316170)
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Keywords | e-ラーニング / コンピュータ支援学習(CALL) / ブレンド学習 / ESP / 観光ガイド英語 / マルチメディア |
Research Abstract |
平成22年度は、試作した教材を用いた授業実験を行い、その結果を学会で研究発表すると共に、論文にまとめた。授業実験では、ExperimentalクラスとControlクラスに分け、CALL教材とCALL教材と併用する紙ベースの教材の両方を用いたブレンド学習を行ったクラスをExperimentalクラスとした。また、CALL教材のみで学習したクラスをControlクラスとした。学習の1週間後に、学習内容についての復習テストを行い、学習者のリテンション率を2つのグループで比較した。復習テストではControlクラスの方がほんのわずか高得点であった。しかし、2つのクラスのTOEICによる点数差が50点もあったことが判明したため(Controlクラスの方が高い)、Experimentalクラスはブレンド学習によりリテンション率が上がり、復習テストでの差が縮まったと考えられる。その意味では、ブレンド学習の効果があったと判断できる。学習者対象のアンケート調査では、Experimentalクラスは音声が聞き取りやすかった」と答えた学生がControlクラスより多かったので、紙ベースで学習した内容をCALL教材で学習するブレンド学習の効果があったものと考えられる。このような結果を、LET九州・沖縄支部研究大会、日本社会情報学会、 九州地区大学一般教育協議会、ALAA(Applied Liguistics Association of Australia)で研究発表した。また、研究発表の内容を論文にまとめて学会誌に投稿した。平成20年度から共著で出版の準備を進めていた『21世紀のESP』が完成し、2010年12月に出版された。
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Research Products
(7 results)