2009 Fiscal Year Annual Research Report
学習者コーパスを用いた英文ライティング学習支援環境の構築
Project/Area Number |
20520514
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
成田 真澄 Tokyo International University, 言語コミュニケーション学部, 教授 (50383162)
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Keywords | 英語 / 第二言語ライティング / 学習支援環境 / 学習者コーパス |
Research Abstract |
平成21年度は、これまでに構築した英語学習者コーパス(日本人大学生が作成した英文エッセイデータ)に対して誤り分析を行うとともに、英文ライティング学習支援環境のひとつのモジュールとして英語の語句の使用用例を検索・表示するツールを試作した。 (1) 英語学習者コーパスへの誤り情報の付与-学習者データのエラー分析 日本人英語学習者がおかしやすい誤りを分析・特定することで、英文作成時に誤りを回避することを促す支援ツールを次年度に開発するための基礎データとした。誤りの内容を表すタグを電子化した英文エッセイに付加した。誤りタグの頻度をコンピュータで算出することで日本人英語学習者がおかしやすい誤りが明らかとなった。 (2) 英語語句の使用用例を検索・表示するツールの試作-KWICツールの試作 英文ライティング学習支援ツールには、英語らしい表現の産出を促すための支援モジュールも搭載する予定である。この目的を達成するために、名古屋大学で構築された英語母語話者コーパスと日本人英語学習者コーパスを入手し、特定の語句を指定すると各々のコーパスから用例を検索して表示するツールを試作した。語句の使い方の差異が視覚化されるようにした。 来年度は、(1)で付加した誤り情報に基づいて新規の支援モジュールを開発し、この新規モジュールと(2)で試作した支援ツールを統合する。さらに、日本人大学生に支援ツールを試用する機会を提供し、ツールとしてのユーザビリティを評価する。最後に、本課題の最終成果報告書をまとめる。
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Research Products
(5 results)